ライブドアと西京銀行(山口県)は3月29日、インターネット専業銀行の設立に向けた合弁会社設立などの契約を解消すると発表した。西京銀行が51%、ライブドアが49%出資して、今年7月にもネット銀行「西京ライブドア銀行」を設立する予定だった。

 両社は昨年3月4日にネット銀行の設立に向けた業務提携契約および合弁会社設立・運営合意を締結。約20億円を投じ、勘定系システムの開発プロジェクトを進めていた。インドのi-flexソリューションズ製パッケージ「FLEXCUBE」を用いた勘定系システムを、日本IBMの「eServer xSeries」で稼働させる予定だった。システム開発は、ソランが手がけていた。

 ところが、今年1月にライブドアの証券取引法違反が発覚。この事件で「銀行設立構想の実現の見通しが立たなくなった」(ライブドア広報)。勘定系システムの開発プロジェクトは、今年1月で中断していた。