KDDIが同社のWebサイトにアドレスと掲載内容を似せたサイトが存在していることに警告を発している。「当社とはまったく関係がなく、“フィッシング・サイト”だと思われる。ユーザーは同サイトにアクセスしないでほしい」としている。

 当該サイトのアドレスはhttp://wwwkddi.com/。正しいKDDIのアドレスhttp://www.kddi.com/と比べ、wwwとkddiの間に「.」(ピリオド)がない。Webサイト内のトップ・ページに似せており、大部分のコンテンはKDDIの正規サイトにリンクさせている。KDDIが警告を発したのは、3月24日夜。3月27日午後1時時点でも、同サイトは閲覧できる状態になっている。ユーザーからKDDIへの被害報告は出ていない。

 KDDIは現在、「当該サイトの内容を検証中」として、サイトの実態把握に取り組んでいる。同ドメイン名は米国のドメイン登録業者に2004年1月に登録され、06年3月26日に最後の修正作業が行われている。Webサイト自体は最近立ち上げたものと見られる。