東海道を中心に通信事業を展開するTOKAIグループ(TOKAIとビック東海)は2006年3月27日,企業向けインターネット接続サービスにDDoS(分散サービス不能)攻撃と不正アクセスを軽減する「セキュアオプション」を追加したと発表した。
 
 このサービスは,TOKAIグループの網側にDDoS対策装置と不正侵入防御(IPS)装置を設置して防御する。具体的には攻撃を意図した大量のパケットが届いた場合や,セキュリティ・ホールを突いて感染を広げるワームなどを検知した場合にそのパケットを止める。ユーザー側でのネットワークの変更や機器設置は必要ない。
 
 このサービスの特徴は何といっても安いこと。DDoS対策と不正アクセス対策のセットで月額料金が9万4500円。他社のサービスの半額以下だ。また,IPS装置を導入している企業向けにDDoSだけを検知・防御するサービスを6万3000円で提供する。初期費用はどちらも7万3500円。