NECは3月24日,「インターネット接続事業『BIGLOBE』を7月をめどに分社化し,住友商事などの出資を募る」との報道に対して,「検討しているのは事実」(NEC広報)と認めるコメントを出した。来週始めの定例取締役会で承認され次第,来週中にも正式発表する予定だ。

 分社化を検討する理由として,「BIGLOBE事業の成長戦略を考えた結果,アプリケーション事業者との連携が必要と判断した」(広報)ことを挙げた。NECはネットワークの整備は得意とするが,コンテンツの作成や収集はやや不得手。そこで,電子商取引を提供する事業者などと資本提携することで,インターネット接続事業の強化を狙う戦略に出る。