スキャン中に出るダイアログ
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 シマンテックは3月22日,パソコン内にあるファイル交換ソフト「Winny(ウィニー)」を検出するツールの提供を開始した。同社のWebサイトから無償でダウンロードできる。Winnyの実行ファイル名を変更していても,検出できるのが特徴。

 実行するとハードディスク内を検索し,Winnyが起動していないか,Winnyのプログラム本体がディスク上にないかを調べる。ウイルス対策ソフトと同じように,シグネチャを記録した定義ファイルを用いて検索する。そのため,ファイル名を変更していても,プログラム・ファイルや起動しているWinnyのプロセスを検出できる。

 PC上でエンドユーザーが動かすだけでなく,このツールをファイル・サーバーに置いて,PCがログオンするタイミングで自動実行することもできる。PCの利用者にダイアログを見せないようにコマンド・ラインで実行することも可能。実行結果は,テキストのログとして出力する。

 Winnyは,パソコン同士がネットワークを通してファイルを交換するソフト。Winnyを悪用するコンピュータ・ウイルスによって,交換対象としていない情報が漏洩(ろうえい)するなどで問題になっている。