写真1 NECのROADM装置「SpectralWave DW4200シリーズ」
写真1 NECのROADM装置「SpectralWave DW4200シリーズ」
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 NECは3月20日,新型のROADM(reconfigurable optical add/drop multiplexer:再構成可能な光挿入/分岐装置)装置「SpectralWave DW4200シリーズ」の販売を開始したと発表した(写真1)。通信事業者のNGN(次世代基幹網)の構築に向く。

 SpectralWave DW4200シリーズの特徴は,既存の光ファイバを使って大容量かつ長距離伝送を実現したこと。伝送速度40Gビット/秒で600km以上の長距離伝送を実現した。波長多重機能は,上位モデルで光ファイバ1心当たり最大80波,下位モデルでも同40波の波長を多重できる。

 このほか,IPルーターの通信経路と光波長の経路を連動して制御するGMPLS(generalized multiprotocol label switching)機能を搭載。障害発生時に自動的にう回ルートを確保することなどが可能になる。

 価格は2500万円から。出荷は6月を予定している。