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Linuxディストリビューション「Fedora Core 5」が公開

デスクトップや日本語入力を刷新,一気に使いやすく

2006/03/21
米田 正明=日経Linux
写真1 Fedora Core 5のデスクトップ画面
写真1 Fedora Core 5のデスクトップ画面
[画像のクリックで拡大表示]
写真2 「Pirut」の画面
写真2 「Pirut」の画面
[画像のクリックで拡大表示]

 米Fedoraプロジェクトは3月20日深夜,Linuxディストリビューション「Fedora Core」の最新バージョンであるバージョン5を公開した。

 Fedora Coreは,広く普及しているLinuxディストリビューションの一つで,無償で利用できる。世界中で開発されているさまざまなLinuxアプリケーションや最新機能を実験的に盛り込んでいることが特徴で,通常は年に2回の頻度でバージョンアップされる。前バージョンの「Fedora Core 4」が公開された2005年6月から,ほぼ9カ月ぶりの改定となる。

 Fedora Core 5のコンセプトをひと言で表すと,「幅広いユーザーを狙って,使い勝手の敷居を大幅に下げた」となる。従来のFedora Core 4と比べると,デスクトップのデザインが洗練され(写真1),日本語入力環境やアプリケーション・ソフトの導入ツールなどがぐっと使いやすくなった(関連記事「画面で見るFedora Core 5」)

 例えば,多言語入力システムを従来の「IIIMF」から「SCIM」に変えたことで手書き入力ができるようになったほか,かな漢字変換エンジンには“賢い”ことで定評のある「Anthy」を採用。これまで標準搭載していた「Canna」に比べて,変換精度が高く,誤変換の少ない快適な入力が可能になった。

 各種ソフトウエアのパッケージをインストールする方法も簡単になった。必要なソフトウエアをネットワーク経由でインストールする際,従来は基本的にユーザーがコマンドラインに「yum」などのコマンドを入力する必要があった。Fedora Core 5では,yumコマンドをグラフィカルなユーザー・インタフェースでより簡単に使えるようにするソフトウエア「Pirut」(写真2)を標準搭載。yumやシェルのコマンドを覚えていなくても,必要なパッケージをネットワーク経由で容易にインストールできるようになった。

 使いやすさの改善に加えて見逃せないのが,不正アクセスに対して強くなった点だ。Fedora Core 5では,標準コンパイラ「GCC」のバージョンを4.1にアップ,これまでと比べて,バッファ・オーバーフロー発生時の危険を低下させた。

 GCC4.1には「Stack Smashing Protector」(SSP)と呼ぶ新機能が装備されている。これにより,たとえプログラムがセキュリティ・ホールを突かれてバッファ・オーバーフローを起こしたとしても,不正コードが実行させる可能性がかなり低くなった。ただし,SSP機能を有効にするには,各種ソフトウエアをビルドする必要がある。

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