安全教室の様子。ネットのトラブル回避には様々な心得があるが、どんな対策も最終的には「ご両親に相談してね」という結論になる。インターネットに対するリテラシーが求められるのはむしろ保護者の方かもしれない
安全教室の様子。ネットのトラブル回避には様々な心得があるが、どんな対策も最終的には「ご両親に相談してね」という結論になる。インターネットに対するリテラシーが求められるのはむしろ保護者の方かもしれない
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サポートセンターの内部。約850人のスタッフが交代で対応に当たる。受け付け相談件数は1年間で二百数十万件になるという
サポートセンターの内部。約850人のスタッフが交代で対応に当たる。受け付け相談件数は1年間で二百数十万件になるという
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 NECは3月18日、小学生に向けてトラブルに巻き込まれないように、インターネットの安全な使い方を解説する「NECネット安全教室」を開催した。

 今回、参加したのは小学校3~6年生とその保護者。実際にパソコンを操作しながら、迷惑メールへは返信しない、ハンドルネームは年齢や性別が分かりにくいものを使う、チャットや掲示板を利用する際には個人情報は書き込まないなど、パソコンでインターネットを利用する際に注意すべき点を学習。同社では全国の小中学校を対象に年間30回ほど、こうした教室を開催しているという。

 安全教室の後にはNPO法人の日本ガーディアン・エンジェルスの協力で、登下校時など身の回りにある危険を予測・回避するための方法を学ぶ「子ども防犯セミナー」も開催された。

 同日には、NECのパソコン電話サポート拠点の見学も行われた。1日当たり約8000件、月間では約24万件の相談を処理するという。昔のモデルに関する相談も受け付けるため、30年前のパソコンが動作可能な状態で保存されていた。