米Apple Computerは現地時間3月16日,3月13日に公開したMac OS X用修正プログラムのアップデート版「Security Update 2006-002 v1.1」を公開した関連記事)。「v1.1」の適用対象はMac OS X 10.4.5(PPC/Intel)。v1.1には,当初公開されたパッチの内容も含まれる。

 当初公開されたパッチが修正するのは,以下のコンポーネント(アプリケーション)。

・CoreTypes
・Mail
・Safari
・LaunchServices
・CoreTypes

 これらに加えてv1.1では,「apache_mod_php」および「rsync」も修正する。

 Appleでは,v1.1で修正されるセキュリティ・ホールの詳細について明らかにしていない。また,v1.1には“v1.0”が含まれていて,明確に分離していない。このため,セキュリティ組織の米SANS Instituteでは,「ホーム・ユーザーは今回のパッチを早急に適用すべきだが,多数のMacマシンを展開している環境では,検証の際に注意が必要だ」としている。

◎参考資料
Security Update 2006-002 v1.1 Mac OS X 10.4.5 (PPC)
Security Update 2006-002 v.1.1 Mac OS X 10.4.5 Client (Intel)
Apple Updates the Update