テリロジーとネットマークス,NTTデータ先端技術は3月17日,検疫システム構築サービス「ユーザ認証VLAN検疫ソリューション」を共同で発表した。端末のOSがWindows,Mac OSのいずれも検疫できる。今後,Linuxにも対応する予定。マルチOS環境の多い大学などの教育機関をターゲットにしていく。テリロジーとネットマークスの2社が共同で販売する。今後1年間の販売目標は,2社合計で10億円。

 検疫システムは,フランスのアルカテルの認証スイッチ「Alcatel OminiSwitch」とNTTデータ先端技術のセキュリティ管理ソフト「NOSiDE Inventory Sub System」を組み合わせて構築する。検疫機能のほか,ユーザー認証機能,資産管理機能などを一つのシステムで実現できる。端末は,Webブラウザを起動して各機能を利用する。このため,端末側にあらかじめ専用ソフトをインストールしておく必要がない。

 100クライアント規模の価格は,NOSiDEのライセンス料が195万円から,認証スイッチと認証サーバーを含む認証システムが360万円から。