ネットマークス、テリロジー、NTTデータ先端技術の3社は3月17日、社内LANに接続するパソコンを認証する「検疫ネットワーク」向けのソリューションを共同開発したと発表した。

 アルカテル社のユーザー認証機能付きのLANスイッチ「Alcatel OmniSwitch」と認証サーバー、NTTデータ・グループが開発したセキュリティ・ポリシーを管理するサーバー「NOSiDE Inventory Sub System」を連携させる。ユーザーのパソコンは、(1)ユーザー認証、(2)ウイルス対策ソフトのパターン・ファイルの更新状況、(3)WindowsやMacintoshなどのパッチファイルの適用状況−−などのチェックに合格しないと社内LANに接続できない。不合格になったパソコンは社内LANと隔離した別のLAN上で、パターンファイルやパッチの適用を自動的に実施する。

 特徴は、Windowsクライアントであれば、ユーザーが自分のパソコンにあらかじめソフトウエアを導入する必要ないこと。Webブラウザにプログラムをダウンロードすることで、実現している。クライアントはWindowsとMac OS Xの両方に対応している。Linuxはユーザー認証のみ可能。導入費用は100クライアントの場合で約550万円から。このほか年間保守費用がかかる。