「ぷらら」を運営するぷららネットワークスは3月16日、ファイル交換ソフト「Winny」による通信を、完全に規制することを決めた。ネットワーク上を流れる通信データのパターンを見て、Winnyの通信と判断したものを完全に遮断する。実施時期は早くて5月ごろ。

 同社では2003年11月から、WinMXやWinnyなどのファイル交換ソフトに対して、利用できる帯域を制御するなどの取り組みをしていた。

 今回は、対象をWinnyに絞り、完全にWinnyの通信を遮断する。「一部の加入者に影響を与えるかもしれない」(ぷららネットワークス)との懸念はあるが、Winny上で起こった情報流出事件を重く見て、Winny対策を優先させた。