クライアント管理ソフトを開発・販売するアップデートテクノロジーは3月23日、ファイル交換ソフト「Winny」の起動を阻止するソフト「ウィニーストッパー Ver.1」を無償で提供開始する。対象は同社の企業向けパッチ管理ソフト「アップデートエキスパート Ver.6.1」のユーザーで、同社Webサイトから配布する。同時に、一般ユーザーに向けて30日間の期間限定評価版を提供する。

 ウィニーストッパーは、Winnyが起動したことを検知した際に、その起動を止めるソフト。Winny自体を削除するわけではない。Winny経由で感染を広げるウイルス「Antinny」による情報漏えいが問題になっていることから、アップデートテクノロジーはこのソフトを開発、提供することにした。同社によれば、Winnyの起動を阻止するソフトは初めてという。対応OSは、Windows 2000/XP/Server 2003。

 同社は今年6月までに、アップデートエキスパートのサーバーから、クライアント・パソコンにウィニーストッパーを自動配信できるようにする計画だ。