ネットエージェントは2006年3月15日,Winny経由で情報漏えいを引き起こすウイルス「Antinny」を発見するソフトの無償配布を開始した。感染の兆候やAntinnyのプログラムがWinnyのアップロード・フォルダに置かれていないかなどをチェックする。
 
 ただし,このソフトは検知するだけで駆除は行わない。検知時の対応として同社は「業務上のファイルがパソコンに保存されている場合は,直ちにインターネットの接続を切り,直ちに職場に報告すべき。ファイルのタイムスタンプなどが変わってしまい,流出の時期などが特定できなくなってしまう可能性もあるため,フォルダを開くなどの操作も行ってはならない。さらに,情報漏えいが発生していないか専門家に調査を依頼することを勧める」としている。なお,業務上のファイルがなければ,ウイルス対策ソフトを使って駆除すべきだという。