ジュピターテレコム(J:COM)は3月14日,ケーブルテレビ用のHFC(hybrid fiber coax)網を利用した最大100Mビット/秒超のインターネット接続サービスの実験を開始すると発表した。商用化を目指し,3月下旬から社内の試験環境で実験に入る。

 最大100Mビット/秒超のネット接続サービスで使うセンター設備とケーブル・モデムは,ケーブル・モデムの標準規格「DOCSIS3.0」で採用予定の高速化仕様を実装する。商用化後は,一戸建てや小規模集合住宅向けにサービスを提供し,NTT東西地域会社などのFTTH(fiber to the home)に対抗する。

 社内における実験終了後,2006年夏から秋にJ:COMのサービス・エリアの一部でフィールド・トライアルを開始する予定。トライアルの結果と市場動向を見ながら,商用化の時期などを検討するという。