シマンテックは3月8日、インターネット利用歴3年以上の1100人を対象にした、迷惑メールの実態調査結果を発表した。調査実施時期は1月中旬。

 調査結果によると、迷惑メールが「どんなものかを理解している」、「なんとなく認識がある」と回答したユーザーは全体の74.4%。2005年1月に実施した前回調査の61.1%よりも増加し、認知度は向上している。

 その一方で、迷惑メール受信時の対策に関しては、「メール内の宛先に拒否する旨のメールを送る」(11.4%)、「メールに書かれたURL内の拒否手続き等に従う」(11.4%)といった誤った対策を続けているユーザーが依然として約1割ほどいるようだ。

 迷惑メール対策として最も多いのは「メールを見て、手動で削除」(57.4%)。ただし、「メーラーのフィルター機能」(今回調査32.6%、前回調査24.8%)や「プロバイダ提供のフィルタリングサービス」(今回調査28.1%、前回調査21.1%)、「メールをフィルタリングするソフトウェア」(今回調査13.0%、前回調査9.8%)の利用は増加傾向を見せている。

 迷惑メールの内容は「出会い系サイトの宣伝」(51.9%)が最も多く、前回調査の24.1%から倍増しているという。