電気通信事業者協会（TCA）は3月7日，2006年2月末時点での携帯電話・PHS契約数を発表した。各社とも，第2世代携帯電話から第3世代携帯電話への移行が好調に推移している。NTTドコモは第3世代携帯電話の「FOMA」が82万8400の純増。auやボーダフォンでも第3世代携帯電話への移行が着実に進んでおり，auの「CDMA2000 1x」は30万9300増，ボーダフォンの「Vodafone 3G」は19万5200増だった。3社を合わせた第3世代携帯電話の契約数は4681万8100となった。携帯電話全体では9076万7700契約となり，対前月比0.4％の微増。

　携帯電話事業者別の内訳は，NTTドコモが16万2300の純増の5065万8500契約。auは，27万5100の純増だが，同じKDDIの旧ツーカー・グループの純減数を引くと16万0200増となり，NTTドコモが3カ月連続で実質的純増数トップを維持した。ボーダフォンは前月に引き続き1万2200増と，数は鈍化したものの純増は維持した。

　PHS事業者のウィルコム・グループ（ウィルコムとウィルコム沖縄）は，純増数6万4900と好調を維持。累計では379万6100契約となった。