三井住友銀行は、コンビニエンス・ストア内に設置したATM(現金自動預け払い機)に生体認証機能を導入する。提携するエーエム・ピーエム・ジャパンに設置している「@BΛNK」のATM1100台で3月27日から稼働させる。

 生体認証は、2005年12月に発行を開始した同行の「生体認証ICキャッシュカード」の利用者を対象にしている。利用者はキャッシュカード挿入後に暗証番号を入力。その後、ATMの読み取り装置に指をかざし、カードに登録してあるデータと照合する。

 認証機構は日立製作所と日立オムロンターミナルソリューションズが納入。日立オムロンターミナルソリューションズによると、「コンビニエンス・ストアに設置するため、認証装置を小型化した」という。

 三井住友銀行は、併せて@BΛNKの機能を拡充。NTTドコモの「おサイフケータイ」を使った三井住友カードの決済サービスも利用できるようにする。