日本航空(JAL)が今年4月から2011年3月末までの5年間で、純粋な新規システム開発投資に430億円を投じる。昨日発表したグループ再生計画の一環である。
JALは真水の430億円を「高い安全水準を持った企業への再生」と「『お客さま』視点からの商品・サービス品質向上」という二つの目標に合わせて振り分ける。前者のために270億円をかけて、「新整備系統合システム」や「安全情報データベース」の構築などを進める。商品・サービス品質の向上のためには、「e-ビジネスやイレギュラー対応能力の強化」などを目指してシステム基盤を強化する。ここに残りの160億円をかける。