ターボリナックスは,オープンソース「Project BlueQuartz」をベースとした電子メール・サーバー構築用オール・イン・ワン型ソフト「Turbolinux Appliance Server 2.0」(TLAS2.0)を2006年3月24日に出荷する。価格は15万円(税別)。

 TLAS2.0のベースとなったProject BlueQuartzは,米Sun Microsystemsが買収した米Cobalt Networksが開発したメール・サーバー・アプライアンス用ソフト「Sun Cobalt」を米Sun Microsystemsがオープンソースとして公開したもの。電子メール・サーバーの構築と運用に必要な機能を一通り備え,ドメイン設定やユーザー登録など各種の設定をWebブラウザのGUIから一元管理できる。

 TLASの前版であるTLAS1.0は,米Sun MicroystemsがSun Cobaltの販売から撤退したことを受け,Sun Cobaltの後継製品としてターボリナックスが製品化した。新版のTLAS2.0では,OSに従来よりもサーバー用途のセキュリティを高めた「Turbolinux 10 Server」を採用している。

 稼働環境は,CPUがPentiumIII以降,メモリーは256Mバイト以上,ディスク容量は8Gバイト以上,ネットワーク・ボードは最低1枚が必須で2枚挿しを推奨。インストールにはCD-ROMドライブが必要。