トレンドマイクロは3月2日,企業向けウイルス対策ソフトの新版「ウイルスバスター コーポレートエディション 7.3」を発表した。主な新機能は,64ビットCPUの環境とシスコシステムズの検疫ネットワーク「NAC」への対応の強化である。また上位バージョンは,ファイル共有ソフト「Winny」の対策ツールを含む。

 このバージョンから,インテルの「EM64T」およびAMDの「AMD 64」の各環境にネイティブで対応した。また新たにNACのバージョン2をサポートする。ウイルスバスター コーポレートエディションの管理サーバーから,NACのエージェント・ソフトやIEEE 802.1xサプリカントを配布できる。

 クライアント・パソコンからWinnyを検出・削除する「アドバンス検索ツール」も提供する。システム管理者がこのツールをActive Directoryのログオンスクリプトに登録しておけば,ユーザーのログオン時に自動実行できる。

 価格は,パーソナル・ファイアウォールとアドバンス検索ツールを含む「ウイルスバスター コーポレートエディション 7.3 アドバンス」の場合,5ライセンスで4万9000円(税別)。出荷開始は4月5日。