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「ウェブ進化論」の梅田望夫氏が語る“Googleという隕石”(前編)

2006/03/01 ITpro

 シリコンバレーのコンサルティング会社「ミューズ・アソシエイツ」で社長を務める梅田望夫氏が、インターネットの社会的影響と先行きの展望について記した著書「ウェブ進化論」(関連記事)が話題となっている。その梅田氏に、成長著しいGoogle社をどう見ているのか、また日本企業はこのネット時代にどう生き残ればよいのかを聞いた(聞き手はITpro発行人 浅見直樹)

−− インターネット関連会社は多数あります。その中で、Google社をどのように位置づけていますか?

梅田氏 Googleとは何なのか、ここ数年、ずっと考えてきました。その意味を理解することが、次の10年の行く先を占う上でのメインテーマだと認識していたからです。

IBM,Microsoftに続くIT産業第三世代の中心

 Googleは突然変異で生まれた会社です。まるで隕石が落ちたかのようなインパクトを社会にもたらしたんです。

 ですから、GoogleとYahoo!は近い存在だとも思っていない。Yahoo!でさえ、Googleの誕生によって、変革を迫られたわけです。4000億円をかけていろいろな会社を買収し、Yahoo! 1.0からYahoo! 2.0へと進化を遂げました。

 Googleを他のインターネット企業と同列に見てはいけない。おそらく、こうした企業は10年に一社くらいしか生まれない。

 IT業界の第一世代の主役がIBM社、そして第二世代はMicrosoft社中心、それについで第三世代の代表がGoogleというわけです。

 もちろん、Google1社が第三世代のIT業界を独占するという意味ではありません。Yahoo!やAmazon、eBayといった企業と共に、中核を成すことになるでしょう。

−− この本の中で、リアルな世界を「こちら側」、バーチャルな世界を「あちら側」と表現していますね。そして、Microsoft社のBill Gates氏も、あちら側には行けなかったと論評しています。Microsoft社も、かつてNetscape社との闘いで勝利したように、再びGoogleを追撃するのではないでしょうか。

「こちら側」の企業は「あちら側」へは行けない

梅田氏 Bill Gatesはあちら側にはなれないと思います。なぜならその出発点がこちら側にあるから。

 Googleの重要性についてMicrosoftが気付くまで驚くほど時間がかかった。遅すぎたんです。相変わらず「あちら側」の本質が何なのか,体では理解できなかったのでしょう。

 Netscapeを追いかけた時は,わずか1年遅れでした。しかし,Googleの創業は1998年です。まずYahoo!が覚醒し,Yahoo! Search Engineを作ったのが2002年から2003年。それでもMicrosoftは、この領域に参戦しませんでした。Microsoftはネット事業の会社を買収していません。興味がなかったんだと思います。視点をあちら側に移すことができなかったんです。

−− こちら側にいる電機産業は、コスト競争の渦、つまり梅田さんの表現を借りれば「チープ革命」に巻き込まれます。そこからの脱皮を図ろうとしたソニーは2000年ころ、「Dream Kids」という標語を掲げ、あちら側に渡ろうと試みましたが。

梅田氏 日本の電機産業で、時代の大きな流れに最も敏感だったのがソニーでした。あちら側に渡りたいと本気でどこまで考えていたかはともかく、当時の出井さんのビジョンには私も共感しました。

 ただそういう方向を突き詰めていくには、企業として失うものが多すぎた。道半ばにて挫折してしまったのは残念ですが、挫折は必然だったのかもしれないとも思います。

 今、日本企業の幹部の方々は、iPodで大成功したAppleのような新しいビジネスを作りたいと考えている。ただApple社も、あちら側に渡れた会社ではありません。あちら側のサービスを示しながら、こちら側のハードウエア事業で儲けている会社です。

−− Googleの強さの源はどこにあるのでしょうか。

後編に続く

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