米オラクルは2月28日(米国時間)、無償データベース・ソフト「Oracle Database 10g Express Edition」のダウンロード提供を開始した。学生やプログラマが学習用に利用できるほか、ISV(独立系ソフト会社)が自社のアプリケーションに組み込んで再配布することも可能である。

 Express Editionは、同社のデータベース・ソフト「Oracle Database 10g Release 2」をベースに、機能を制限したもの。オンライン・バックアップなどの機能を省いてあるほか、運用管理ツールも含まれていない。プロセサが1個まで、メモリー容量が1Gバイトまで、最大データベース・サイズが4Gバイトまで、という稼働ハードウエアの制限もある。動作OSは32ビット版のLinuxとWindows。現在、利用可能な文字コードは、Unicodeと英語などの1バイト文字である。