松下電器産業は2006年2月23日,インターネット関連事業の子会社4社を統合し,4月1日付で「パナソニック ネットワークサービシズ」を新たな事業会社として発足させると発表した。新会社では,これまで4社がそれぞれ開発・運用してきたインターネット接続サービスやシステム開発などのノウハウなどを連携させて,新たな成長分野であるネットワーク家電向けのプラットフォーム事業の確立を目指すとしている。初年度は,売上高72億円の達成を目標とする。

 今回統合するのは,eネット事業本部の傘下にあったパナソニック ネットワークサービシズ(PNS)と,ハイホー ブロードバンドシステムズ(BBS),パナソニック デジタルネットワークサーブ(PDN),ホームインターゲートの4社である。PNSはこれまでインターネット接続サービスの「hi-ho」を運営してきた。BBSはネット家電向けシステムの開発や運用を,PDNはコンテンツ管理システムの運用などを,ホームインターゲートは蓄積型双方向テレビサービスのサポート業務などを行っていた。これらの既存事業は,新会社が引き継ぐことになる。