図1●OSSの業種別導入率「<a href="http://www.yano.co.jp/press/2006/060216_2.html" target="_blank">Linux/OSSのユーザ導入実態調査 2006」(矢野経済研究所)</a>より引用
図1●OSSの業種別導入率「<a href="http://www.yano.co.jp/press/2006/060216_2.html" target="_blank">Linux/OSSのユーザ導入実態調査 2006」(矢野経済研究所)</a>より引用
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図2●OSSの種類別導入率「&lt;a href="http://www.yano.co.jp/press/2006/060216_2.html" target="_blank"&gt;Linux/OSSのユーザ導入実態調査 2006」(矢野経済研究所)&lt;/a&gt;より引用
図2●OSSの種類別導入率「<a href="http://www.yano.co.jp/press/2006/060216_2.html" target="_blank">Linux/OSSのユーザ導入実態調査 2006」(矢野経済研究所)</a>より引用
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図3●OSSの導入に対する問題点や不安「&lt;a href="http://www.yano.co.jp/press/2006/060216_2.html" target="_blank"&gt;Linux/OSSのユーザ導入実態調査 2006」(矢野経済研究所)&lt;/a&gt;より引用
図3●OSSの導入に対する問題点や不安「<a href="http://www.yano.co.jp/press/2006/060216_2.html" target="_blank">Linux/OSSのユーザ導入実態調査 2006」(矢野経済研究所)</a>より引用
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 「2005年のオープンソース・ソフトウエア(OSS)の導入率は48.8%に拡大,公共ユーザーでは90%以上が導入済み」---矢野経済研究所は2月16日,オープンソース・ソフトウエアの導入状況に関する調査結果を発表した。

 同調査は,矢野経済研究所が企業や公共団体・組織の情報システム管理者に対して行ったもの。2005年10月から2006年1月にかけて実施,793件の回答を得た。

 調査によれば,2005年のオープンソース・ソフトウエア導入率は48.8%で,2004年の32%から1年間で16.8%上昇している。特に,公共団体・組織ユーザーでは93.1%が導入済みで,ここでも2004年の61.9%から大幅に拡大している。

 また「金融・保険業での導入が,この1年間で急激に拡大している」(矢野経済研究所)。金融・保険業の導入率は2004年に22.0%だったが,2005年は47.5%にまで増加した。

 同調査によれば,ミドルウエアでのOSSの利用が拡大しており,PostgreSQLやMySQL,Tomcatの導入が増加している。Linuxサーバの導入率は39.2%となり,2004年に比べ11.6増加と「急速に導入が進んでいる」(矢野経済研究所)という。

 問題や不安としては「管理やスキルのある人材がいない」ことが,69.5%と他の問題に比べ群を抜いて問題視されている。矢野経済研究所では「エンジニアの不足がオープンソース・ソフトウエアの普及・発展に向けた大きな課題であり、エンジニアの育成が急務である」としている。

◎関連資料
矢野経済研究所