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 オープンソースのメール・クライアント「Sylpheed」のバージョン2.2が,2月14日正式公開された。Sylpheedは,グッディの山本博之氏が開発しているメール・クライアント。LinuxやUNIX向けのに開発されていたが,2.2からWindowsを正式にサポートした。

 SylpheedはメールをMH形式で管理しており,MewなどのMH形式を使用したメール・クライアントとの併用が可能。迷惑メールの学習判別も可能。日本語に加え,英語,フランス語,イタリア語,ドイツ語,ウクライナ語,スロバキア語,ガリチア語,ロシア語,セルビア語,ハンガリー語,スウェーデン語,ポーランド語など30カ国語以上に対応しており,海外のユーザーも多い(関連記事)。フィンランドNokiaのLinux携帯端末にも採用されている(関連記事)。

 2.2ではWindowsへの正式対応のほか,検索結果を仮想フォルダとして保存する機能や,絞りこみ検索など,検索機能を強化した。

 Sylpheed 2.2はSylpheedの公式サイトから無償でダウンロードできる。

【2月15日訂正】本文第2段落中で,「スウェーデンNokiaのLinux携帯端末にも採用されている」とありましたが,正しくは「フィンランドNokiaのLinux携帯端末にも採用されている」です。お詫びして訂正します。文中の表記は修正済みです。