米アセロス・コミュニケーションズは2006年2月10日(米国時間),米クアルコムと共同で両社のチップ製品間のインターオペラビリティ(相互運用性)を実現すると発表した。

 この結果,アセロスのIEEE 802.11gやIEEE 802.11a/gに対応した無線LANチップ製品と,クアルコムのCDMA2000およびW-CDMA用のチップセットを組み合わせることが可能になる。まずはアセロスの「ROCm」ソリューションと,クアルコムの「MSM6550」(CDMA2000),「MSM6280」(W-CDMA)チップセットが対象となる。 「この提携によって,チップのOEM/ODM(相手先ブランドによる設計・製造)ベンダーは急速に成長している携帯電話と無線LANのデュアル端末をすばやく市場に投入できる」(アセロス)という。

 2006年2月13日からスペインのバロセロナで開催されるイベント「3GSM World Congress 2006」で初披露する。6月から一般に利用できるようになる予定。