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マクニカとスカイリー,サーバーもインフラも不要な音声通信に向け協力スカイリー・ネットワークスとマクニカネットワークスは,PtoP(peer to peer)を使う音声通信の環境構築の販売について相互協力する。協力目的は,両社が扱う製品を組み合わせてネットワーク・インフラもサーバーも必要ない音声通信環境を作りあげることである。 スカイリー・ネットワークスは,端末同士が無線通信してデータをバケツリレー式に伝送するアドホック・ネットワーク用ミドルウエア「DECENTRA」を開発している。同ミドルウエアを搭載した複数の端末が自動的に無線で通信するマルチホップ型のネットワークを形成すると,バケツリレー式にデータを伝送する仕組みを構築できる。 マクニカネットワークスは,仏ポピュラーテレフォニーが開発したPtoPミドルウエアを販売している。同ミドルウエアをインストールしたパソコンを協調動作させることで,サーバーが不要なアプリケーション実行環境を用意できる。 両社のミドルウエアを組み合わせる理由は「DECENTRAを使うと無線アクセス・ポイントなどを使わないネットワークを構築できる。しかし上位層のアプリケーションがサーバーを使うようでは,そのサーバーがボトルネックとなる。そのためにサーバーもなくしたいと考えた」(スカイリー・ネットワークス)からだ。 マクニカネットワークスはこうした音声通信環境の用途を,「災害対策に加え緊急医療や,イベントの実施時など,ネットワークがその場だけにあればいいようなケースに向く」とする。 両社とも機動力の高い音声環境を実現するため,同システムをパソコンだけではなくモバイル端末に対応させることを視野に入れている。「ウィルコムのW-ZERO3などのWindows Mobile搭載スマートフォンをターゲットに開発を進めている。多者通話も実現させたい」(スカイリー・ネットワークス)。
(山崎 洋一=日経コミュニケーション)
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