フィンランドF-Secureは2月7日,インドでは4800台から5000台のパソコンが「CME-24」ウイルスの被害に遭ったことが確認されたとDamage figures in India伝えている。CME-24とは,毎月3日にファイルを破壊するウイルス。2月3日が最初の“破壊日”だったため,セキュリティ・ベンダー各社は注意を呼びかけていた。
ウイルス(マルウエア)の“通し番号”であるCME IDが「CME-24」にアサインされた今回のウイルスは,Nyxem(Nyxem.E),Blackworm,Blackmal,MyWife.D,MyWife.E,VB.bi,Kama Sutraなどとも呼ばれている。同ウイルスに感染すると,毎月3日に起動した際に,アクセス可能なドライブに保存された文書ファイルなどが破壊される。
セキュリティ・ベンダーや組織によると,ワールドワイドでは,それほど大きな被害は確認されなかったという。しかしながら,インドでは5000台程度のパソコンにおいて,文書ファイルの破壊が確認されたとする。
インドは,同ウイルスに感染したパソコンが多いとされていた国の一つ。そのほか,ペルーやトルコも感染パソコン数が多い国として挙げられていた。
◎参考資料
◆Damage figures in India(フィンランドF-Secure)
◆It is already Feb 3rd!(米SANS Institute)
◆CME-24 aka blackworm update(米SANS Institute)