サン・マイクロシステムズは2月10日、Windows搭載サーバーを対象とした保守サービス「Sun System Service Plans for Windows OS」を開始する。

 AMDのOpteronプロセサを搭載した同社のx64サーバー「Sun Fire X4100/X4200/X2100」とWindows Server 2003の組み合わせ、あるいは「Sun Ultra 20 Workstation」とWindows XP Professionalの組み合わせで利用するシステム向けに、サンのエンジニアや同社パートナー企業が保守サポートを実施する。サンは従来、SolarisやLinux向けに保守サービスを提供してきたが、部門サーバーなどへの採用が進むWindowsを含めたマルチベンダー環境に対応することで、顧客企業の利便性向上を図る。

 サービス・メニューは、サポート内容の違いにより、「Premium(プレミアム)」、「Global(グローバル)」、「Standard(スタンダード)」、「Basic(ベーシック)」の4種類がある。例えば、最も手厚いサポートが受けられる「Premium」では、ユーザーごとに決まった担当エンジニアがつくほか、電話での問い合わせを24時間365日体制で受け付ける。さらに、トラブル時には2時間以内にオンサイトで保守する。料金は対象システムなどにより異なるが、例えばSun Fire X2100購入時に「Premium」に加入した場合には年間136万800円である。

 サンでは、Windowsサーバー向けの保守サービスを米国本社でも展開中で、今回の日本での発表は、これに歩調を合わせたもの。国内では、どのパートナー企業がどのようにサービスを提供するかは「現在、検討中」(同社)としている。