ソフトウエア開発などを手がけるマイスターズ コーポレーションは2月7日,ソフトフォン「Skype」を企業の内線電話のように使えるようにする「Beltre」(ベルトレ)のベータ版配布を始める。同ソフトはSkypeに,代表着信や保留,転送などの機能を加える製品。ユーザーのパソコンにインストールするなどして利用する。

 Beltreは内線として利用できる機能が異なる二つのラインアップを用意した。一つは「パーク&フォワード」で,あるSkypeへの着信をほかのパソコンなどから代理応答したり,あるIDで取った通話を別のIDに保留・転送できる。もう一つは「メイン・ナンバー」。代表番号のように使うSkype IDへの着信を,社内の複数のIDに同報するなどの使い方ができる。

 ベータ版は45日間無料で利用できる。正式版は3月20日ころに発売予定。予定価格はそれぞれ,パーク&フォワードが1万4800円,メイン・ナンバーが2万9800円(いずれも4ユーザーで使う場合,税別)。このほか,パーク&フォワードとメイン・ナンバーを両方使える「スモール・ビジネス」と呼ぶパッケージ,さらにそれを大企業向けにしたパッケージ「エンタープライズ」も発売する予定だ。

(山崎 洋一=日経コミュニケーション