「ネットKADEN 2005大賞」の受賞式風景
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「ネットKADEN 2005 アワードコーナー」に展示されているソニーの「ロケーションフリーベースステーションパック」
「ネットKADEN 2005 アワードコーナー」に展示されているソニーの「ロケーションフリーベースステーションパック」
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 東京ビックサイトで開催中の「NET&COM 2006」会場で2月3日,コンシューマ向けの情報機器・サービスの優秀製品を選ぶ「ネットKADEN 2005」の表彰式が開催された。36点の応募の中から,ソニーのネットワークAV機器「ロケーションフリーベースステーションパック」が大賞に選ばれた。

 ネットKADEN 2005は経済産業省が,ネット家電の開発・普及を後押しする目的で今年新たに新設された賞。審査委員長を務めた慶應義塾大学の國領二郎教授は「ネット家電のような生活に密着する技術はもともと日本の“お家芸”。日本発の賞を設けて世界に発信することで,ネット家電を盛り上げていきたい」と語った。

 大賞に選ばれたソニーのロケーションフリーベースステーションパックは,出先からインターネット経由で自宅のAV機器に接続できるようにする専用機器とソフトのセット。一方の口にはテレビやHDD/DVDプレイヤーを,もう一方の口にはインターネット回線をつなぐ。出先のノート・パソコンやPSPから専用機器に接続すれば,自宅のテレビやHDD/DVDプレイヤーの映像が楽しめる。出先から自宅のAV機器に接続するという斬新なコンセプト,手持ちのAV機器を利用できる身近さが高い評価を得た。

 大賞のほか,今回は準大賞1点,デザイン賞1点,優秀賞3点が選ばれた。受賞製品・サービスは下記の通り。なお,受賞製品・サービスは,NET&COM 2006会場内の「ネットKADEN 2005 アワードコーナー」で展示されている。

 大賞はソニー「ロケーションフリーベースステーションパック」,準大賞は象印マホービンの「みまもりほっとライン」,デザイン賞は「iPod nano & iTMS」,優秀賞はセコム「ココセコム」,ホンダ「Honda インターナビ・プレミアムクラブ」,東芝「HDD & DVDビデオレコーダー RDシリーズ」。