「GUARDIAN WALL」と「WEB GUARDIAN」の管理画面を統合化
「GUARDIAN WALL」と「WEB GUARDIAN」の管理画面を統合化
[画像のクリックで拡大表示]

 キヤノンシステムソリューションズは2006年3月にも,社員のインターネット・アクセス内容をフィルタリングするセキュリティ・ソフトの新版を出荷する。Webメールのフィルタリング機能を新たに追加するとともに,電子メール用とWebアクセス用に分かれていた2製品の管理機能を統合化する。NET&COM 2006の展示ブースで開発中の管理画面を公開した。価格は未定だが,現行版の価格は50ユーザーで200万円程度。

 新版で管理機能を統合する2製品は以下の通り。「GUARDIAN WALL」は,電子メールの中身をフィルタリングした結果に応じて配送を制御したり,ログやアーカイブを残す。メールの中継経路に設置するメール・サーバー・ソフトである。一方の「WEB GUARDIAN」はHTTPアクセスのフィルタリングに特化したHTTPプロキシである。キャッシュ機能は持たない。

 今回新たに,上記の2製品のGUI管理機能を統合化する。従来別個に管理が必要だった両製品を1画面で管理できるようになることで,システム管理者の負荷が減る。管理画面の統合化に先立ち,WEB GUARDIANの機能強化も施す。具体的には,WEB GUARDIANが備えるWebメール機能にフィルタリング機能を追加する。従来,WEB GUARDIANのWebメールにはフィルタリングの機能が無かった。