フュージョン・コミュニケーションズは2月1日,同社のIP電話サービス「Fusion IP-Phone」とIP電話ソフトであるSkypeを連携させる「Multi-Gateway for Skype」サービスのトライアル提供を始めた。Fusion IP-Phone利用者に割り振られた050番号への着信を,前もって登録しておいたSkype IDあてに転送。Skypeで通話を受けられる。

 Multi-Gatewayは3種類のメニューを用意している。一つはFusion IP-Phoneへの着信をSkypeにだけ転送する「Basic」。もう一つは時間帯やカレンダ,Skypeのステータス(オンライン/退席中など)によって転送先を変えられる「Advanced」。さらにAdvancedを使うユーザーをグループ単位で管理できる「Administrator」である。

 トライアルに参加できるのは,Fusion IP-Phone利用者。トライアル期間中の利用料金は無料だが,AdvancedとAdministratorは,商用サービス移行後は有料化を予定している。このトライアルは当初,昨年12月19日に開始すると発表されていたが,一部機能が正常に動作しないケースが発見されたとして延期されていた。

(山崎 洋一=日経コミュニケーション