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 2月1日に開幕したIT分野の総合展「NET&COM2006」で住友電工情報システムは,検索エンジン「QuickSolution」(クイックソリューション)を紹介している。特色はユーザーが,キーワードで区切らずに,文章をそのまま打ち込んでドキュメントを抽出する点。独自のアルゴリズムを用いて,テキストを2文字ずつ区切ってインデックス化する方法を使う。

 試しにブースで「インターネットの利用率は男性と女性で異なるのか」という文章を他社の検索エンジンで打ち込んだところ,ヒット数はゼロだったが,クイックソリューションでは25件のドキュメントが抽出された。

 同社のシステム営業部の山口隆史氏は「ユーザーが考えている内容をそのまま打ち込めると思考が途切れなくて使いやすい」と話す。なお,クイックソリューションは三井物産,楽天トラベル,東京大学などがすでに導入している。