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赤ちゃん本舗、わずか10件の受注データ消失で1万5000枚の詫び状を送付

小野口 哲=日経コンピュータ 2006/02/01 日経コンピュータ

 ベビー用品などの企画、販売を手がける赤ちゃん本舗が、受注履歴データの一部を誤って消去したため、1月27日付で、同社の顧客約1万5000人に詫び状を郵送していたことが明らかになった。

 誤って消去したのは、昨年12月15日から1月19日の間に電話で受け付けたもののうち、電話注文時に在庫がなかった受注のデータ。これを、1月19日に、「運用を委託しているベンダーの担当エンジニアのミスにより消してしまった」(同社通販部)。

 同社はこの期間に約500件の電話注文を受けている。注文を受けた際に在庫がないケースは「通常、数%程度」(通販部)なので、数十件程度の受注データを消したことになる。消去したデータのうち、紙に記録していた分やデータのバックアップを取っておいた分は復旧できたため、最終的に消失したデータは10件前後と見られる。

 同社では在庫がなかった受注のデータについては、システムに登録しておき、在庫が入り次第、顧客に電話連絡をするか、注文した品物を発送して対応している。完全に消失した10件のデータについては、どういった商品を注文していたかはおろか、発注した利用者の連絡先すら分からなくなった。

 わずか10件といえども、顧客への連絡が取れない受注が残ってしまったため、これまで電話注文をしたことのあるすべての顧客に詫び状を郵送することを決断した。今回のトラブルで、顧客の個人情報の流失は発生していないという。

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