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 日本コムシスは2月1日,NET&COM2006の会場で,NTTドコモのGPS(全地球測位システム)対応FOMA携帯電話機「SA700iS」を利用する位置情報システム「ジオピック」を出展した。3月に発売する。価格は最小構成で730万円から。

 ジオピックはSA700iSが送る位置情報を地図画像上にマッピングするもの(写真)。端末のユーザーがどこにいるのかを随時把握できる。同社のIP電話サーバー製品「comsip」と連携するので,地図にマッピングされたユーザーのアイコンをクリックすることで,そのユーザーへの電話発信が可能になる。また,端末のユーザーはSA700iSの内蔵カメラで撮影した画像を,ジオピックへ送信することができる。

 日本コムシスは「災害時の安否確認や現場情報の収集システムとして地方自治体などへ販売したい」とする。今後はauの携帯電話を含め,他のGPS対応携帯電話にも対応する予定。