オートバックスはオープンソースのデータ分析ツール「OpenOLAP」を導入した。OpenOLAPを開発したアイエイエフコンサルティングが1月31日に明らかにした。

 オートバックスは,ECサイトautobacs.comのアクセス解析にOpenOLAPを使用している。2005年10月からテスト運用を始め,2005年12月に本格運用を開始した。同社ではユーザーごとに,属性や購買履歴などに応じた商品を表示するOne-to-Oneマーケティングの導入を検討しており,費用がかからずカスタマイズの容易なオープンソース・ソフトウエアを採用したという。

 OpenOLAPはWebブラウザさまざまな角度でデータを分析でき,分析結果をExcel形式で出力できる。アイエイエフコンサルティングが情報処理振興事業協会(IPA)のオープンソースソフトウェア活用基盤整備事業の支援を受けて開発した。WebアプリケーションはJavaで開発されており,データベースとしてオープンソースのPostgreSQLを利用している(関連記事「【特選フリーソフト】データ分析ツールOpenOLAP」)。