金融庁は1月24日、証券取引所をめぐる諸問題について、与謝野馨経済財政・金融担当大臣が専門家の意見を聞くための懇談会を設置すると発表した。証券やシステムに詳しい数人の有識者を集め、システムの信頼性確保に向けた方策や、証券取引所のガバナンスのあり方などについて議論する。議論でまとめた内容から、東京証券取引所などに提言をしていく。

 懇談会の名称は、「証券取引所のあり方等に関する懇談会」(仮称)。金融庁は「メンバーは未定。できるだけ早い時期に立ち上げる」(総務企画局市場課市場業務室)としている。

 金融庁の五味広文長官は1月23日の記者会見で、与謝野担当大臣からの指示で懇談会を開くことを明らかにした。

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