NTTPCコミュニケーションズは1月18日,「SNS」(social networking service)の企業向けシステムをASP(application service provider)型で提供すると発表した。これはNTTPCが運営するSNSシステム上で,企業が独自のSNSを提供できるもの。

 利用料金は初期費用が70万円から。月額利用料が40Gバイトのハード・ディスクを使う場合35万円から。月額利用料は想定する最大ユーザー数やハード・ディスクの容量に応じて変化する。別途でWebサイトのデザインのカスタマイズにも対応する。NTTPCでは「最短1カ月で独自のSNSサービスの提供が可能」としている。

 SNSの機能は「(日本最大のSNSである)『mixi』とほぼ同等」(NTTPC)。外部ブログや「Amazon.co.jp」のアフィリエイト機能との連携,携帯電話からの記事投稿機能なども搭載する。

 NTTPCでは「商品のセールスやプロモーションにSNSを活用したいと考える企業は多いのではないか」(ミドルレイヤ事業部の大西浩主査)と説明。また,既存のグループウエアの代わりにSNSを利用する企業も増えてくると予測する。2006年で5~10億円の売り上げを目指す。

(武部 健一=日経コミュニケーション