マイクロソフトはこのほど,製品のサポート終了日を調整したと発表した。従来,同社製品のサポート終了日は,「四半期の最終日」に設定されていたが,今後は「四半期が終わった翌月の第2火曜日」になる。これは米国時間での日付なので,日本の場合は四半期が終わった翌月の第2水曜日となる。

 マイクロソフトは現在,毎月第2火曜日(米国時間)にセキュリティ修正パッチを提供している。そのため従来のルールだと,実質的なサポート終了日はサポート終了月の第2火曜日となり,本来アナウンスしている日付よりも2週間以上短くなってしまっていた。もっとも,Windows NT 4.0 Serverの場合を見ると,サポートが終わった翌月や翌々月にもセキュリティ修正パッチが提供されていたので,サポート終了日の厳密性はこれまで余りなかったのが実情でもあった。

 今回,サポート終了日を「四半期が終わった翌月の第2火曜日」とすることで,サポートの終了日とパッチの最終提供日が同じになった。なお,最後に提供されたパッチのサポート(バグ修正)などについては,パッチ提供後30日間提供されることになっている。  新しいサポート終了日ルールの最初の対象となったのは,Exchange 5.5である。Exchange 5.5は,2005年12月31日で「延長サポート」が終了したが,2006年1月11日(米国時間)に,最後のセキュリティ修正パッチが公開されている。

◎参考資料
マイクロソフト サポート ライフサイクルのサポート終了日の調整