米Microsoftは現地時間1月13日,次期版Windows OS「Windows Vista」のコミュニティ技術プレビュー版(CTP:Community Technology Preview)用セキュリティ・パッチを公開した。同パッチは,Windowsメタファイル(WMF)に関連するセキュリティ・ホールを修正するためのもの。他のWindows用パッチは1月6日にリリース済み(関連記事)。

 今回のパッチで修正されるセキュリティ・ホールは,12月末に第三者によって公表された(関連記事)。Microsoftがセキュリティ情報(Security Bulletin)や修正パッチ(更新プログラム)を提供する前に,このセキュリティ・ホールを突くプログラムが広く出回ったため,同セキュリティ・ホールを悪用するWebサイトなどが続出した。

 他のWindows(Windows 2000/XP/Server 2003)用のパッチは1月6日にリリース済み。今回公開されたパッチはWindows Vista CTPを対象にしたもの。CTPは,技術ベータ・プログラム「Windows Vista Technical Beta Program」のテスターに配布されるもので,12月には第3回CTP版がリリースされている(関連記事)。

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