スターロジックは1月13日,同社のJava製ワークフローエンジン「GFlow2」をSeasarファウンデーションに寄贈し,オープンソース・ソフトウエア「S2Buri」として提供を開始した。Seasarファウンデーションは,オープンソースのDI(Dependency Injection)コンテナSeasar2を開発している特定非営利法人。

 S2Buriはワークフロー記述言語XPDLで定義されたワークフローを実行するソフトウエア。業務の状態を管理するワークステート管理という概念を備えることなどが特徴。

 スターロジックでは「GFlow2がSeasar2と連携することでワークフローそのものをコンポーネント化,ワークフローとアプリケーションの依存性を排除して仕様変更に柔軟に対応できるようになる」としている。またSeasarプロダクトと連携することでワークフローとSOAや分散処理などを設定ファイルだけで実現できるようになるという。さらに「すべてをオープンソース化することで,よりユーザのニーズに沿った改良が促進される」(スターロジック)。今後スターロジックとSeasarファウンデーションは,共同でセミナーや研修の開催,ユーザーへの導入支援などを行う。

 S2Buriは同プロジェクトのページからダウンロードできる。