独立行政法人 産業技術総合研究所(産総研)は1月5日,産総研が仮想マシン・ソフトを搭載したLinux「Xenoppix」の新版を公開した。ホストOSとゲストOSが全く同じ一つのカーネルとルート・ファイル・システム上で動作することが特徴。

 Xenoppixは産総研が KNOPPIXとXenを組み合わせて開発したLinuxディストリビューション。KNOPPIXはDVDから起動しインストールの不要なLinuxである。産総研はKNOPPIXの日本語化を行っている。

 産総研では,Intel CPUの新機能である仮想化技術VTに対応したバージョンを開発しており,この同一カーネルで動作するXenoppixにより,VTによる性能の違いを検証できるという。