ワイズノットは2006年にオープンソース技術者1万人の育成に乗り出す。子会社で技術者の教育などを手がけるオープンソース総合研究所が1月に認定試験を開始し,初年度1万人の認定を目指す。

 認定制度の名称は「LAMP Expert」。LAMPはオープンソース・ソフトウエアによるWebシステムの標準的な組み合わせであるLinux,Apache,MySQL,PHPを意味する。

 認定試験はワイズノットとオープンソース総合研究所が独自に作成したもの。ブロンズ,シルバー,ゴールド,プラチナの4段階に分かれている。オープンソース総合研究所で教育コースを運営しているが,初心者を対象にした17日間コースの修了者が最初の資格であるブロンズに相当するという。

 ワイズノットでは「オープンソースの採用は拡大しているが,必要な技術を持った人材の不足が課題となっている」としており,今後外部との連携などにより2006年に1万人の認定を目指すという。

 ワイズノットでは主力事業としてオープンソース技術者の派遣などを手がけており,技術者を確保する狙いもあると見られる。