日立ソフトウェアエンジニアリングは12月26日、情報漏洩対策ソフト「秘文」シリーズに、ユーザーのアプリケーションの操作ログを取得するソフト「秘文 ME Operation Monitor」を追加、販売を開始した。価格は1クライアント当たり5250円。稼働OSはWindows 98/Me/2000/XP。

 日立ソフトは、ハンモックからパソコン資産管理ソフト「Asset View HYPER」のクライアント・アプリケーションの稼働監視機能とファイル・アクセス管理機能をOEM調達した。ユーザーがクライアント・パソコンで実行したファイルの作成、コピー、移動、リネーム、削除などの操作ログを取得できる。ウイルス対策ソフトの起動の有無やゲームソフトなどの不正利用といった、各パソコン上で動作するアプリケーションの稼働状況も把握できる。日立ソフトのデータ漏洩対策ソフト「秘文AE」が取得するアクセス・ログとの関連付けも可能だ。これにより、外部メディアにファイルを持ち出した際のログの確認に加え、その前後にユーザーが行った操作ログも同時に確認できるようになるという。

 ハンモックのAsset View HYPERは、2005年11月時点で111万ライセンスの導入実績があるパソコンの資産管理ソフト。社内のパソコンのCPU、コンピュータ名、OS、ネットワーク情報などの各種情報を取得する機能や、アプリケーションの稼働監視機能、ファイルのアクセス管理機能などを用意する。ハンモックは今回のOEM供給を通じて「資産管理ソフトの分野で、数量ベースでトップを狙いたい」(ハンモック社長室)考えだ。