セブン銀行は、この年末年始に予定していた勘定系システムの刷新作業を予定通り進めることを決めた。新しい勘定系システムでは、日本ユニシス製の大型IAサーバー「ES7000」と「Windows Server Datacenter Edition」の組み合わせで、同社製のWindows向け勘定系パッケージ「BANKSTAR」を動かす。データベースは「SQL Server」を使う。日本ユニシス製のWindows勘定系システムを稼働させるのは、セブン銀行が初めて。

 新システムの稼働開始は、2006年1月3日の5時30分。日立製作所のメインフレームで動作する現行の勘定系システムは、12月31日の23時にオンラインを停止する。今回の刷新は、勘定系システムや対外系システムなど、サーバー側のシステムが中心なので、セブン銀行のATM(現金自動預け払い機)は年末年始も稼働する。このため、セブン銀行以外の銀行のキャッシュカードで、セブン銀行のATMから現金を引き出すことはできる。

 セブン銀行は勘定系システムの刷新により、顧客のニーズに応じた迅速な新商品/サービスの提供と、システム維持コストの削減を目指す。勘定系システムの刷新プロジェクト推進は、野村総合研究所が担当している。 システム構築費用は、本誌推定で30億円程度。