総務省は2005年12月21日,ブロードバンド(高速大容量)サービスを利用した高画質のテレビ番組コンテンツの流通促進を目的とする「次世代ブロードバンドコンテンツ流通実験」を2006年1月に開始すると発表した。放送事業者や通信事業者,家電メーカーなどで構成する民間団体「次世代ブロードバンドコンテンツ流通フォーラム」と連携し,2008年度までにコンテンツ流通に関する標準技術の確立を目指す。

 実験では,オンデマンド方式でテレビ番組を有料配信するビジネスモデルを前提に,著作権管理に関わるメタデータ(コンテンツ属性情報)の処理技術や,コンテンツ視聴手段の管理,IPネットワークで伝送する際のコンテンツ保護などについて技術の検証を行う(12月21日発表)。