産業技術総合研究所は12月20日,仮想マシン・ソフトウエアXenを組み込んだ1DVD Linux「Xenoppix」の新版を公開した。新版ではネットワーク接続なしでもゲストOSであるNetBSDやPlan9がXen上で起動するようになった。

 「Xenoppix」は産総研が KNOPPIXと仮想マシン・ソフトウエアXenを組み合わせて開発したLinuxディストリビューション。KNOPPIXはDVDから起動しインストールの不要なLinux。産総研はKNOPPIXの日本語化を行っている。KNOPPIXがデバイスの自動認識や,ドライバ組み込みを行い,XenのゲストOSを起動する。

 また,新版ではknoppix-xenスクリプトの実験版が追加された。スクリプトにより,ゲストOSの選択やメモリー・サイズの変更などを行うことができる。

 Xenoppixは,産総研のXenoppixのページなどから無償で入手できる。