米ラスベガスで1月に開催される展示会Consumer Electronics Show(CES)2006で,マイクロ・プロセッサ大手の米Intelがついに,一般消費者向けのメディア・センター市場を狙った新しいPCハードウエア・プラットホームを正式に発表するようだ。それは「Viiv」という名前で,「ヴィーブ」と発音する。

 ViivベースのPCは,発熱量を抑えつつ高い性能を持つプラットホームになる。おそらくViivベースのPCは,今日のPentium Mチップに代わる「Yonah」(開発コード名)というデュアルコア・チップを使う。

 Intelによると,Yonahは現在のPentium Mプロセッサよりも発熱量が30%少ないが,60%以上高い性能を出せるという。さらに,Yonahは,米Apple Computerが来年,Intel製チップへ移行する際の重要な鍵となりそうだ。

訂正:最初の記事にありました「ローマ数字で64(64ビットであることを示す)を意味し」および「Intelがモバイル用Centrinoプラットホームのために独自に開発した技術を採用する予定」を削除しました。また,「デスクトップ・レベルの性能」を「高い性能」に修正しました。インテルによると,Viivは「64」や「64ビット」を意味するわけではないということです。また,Viivはデスクトップ型もあり,Centrinoベースではありません。以上をお詫びして訂正します。